新陳代謝と遺伝子修復に「核酸」をお勧めします。

核酸は人類に不可欠な最後の必須栄養素

細胞

私たちヒトの体は、60兆個もの細胞から作られています。 それぞれ1つの細胞が2つに分裂して全く同じ細胞を作り出す『細胞分裂』によって新しい細胞に生まれ変わっています。そのサイクルは2~200日、いわゆるこれが『新陳代謝』です。

細胞が分裂するときにまず2つに分かれる「核」。この核の中の『酸性の物質』こそが核酸です。この核の中に大量にあるのがDNA(デオキシリボ核酸)、核のまわりの細胞質にあるのがRNA(リボ核酸)。この2つがセットになって細胞分裂を担っています。ここからは「核酸と言えばこのDNAとRNAのこととします。

DNAは二重らせん構造をしていて、はしごに例えてみると横木を作るのが4種類の塩基(ヌクレオチド)です。このアデニン(A)、チミン(T)、シトシン(C)、グアニン(G)のたった4種の並び方こそが遺伝情報そのものです。このDNAの遺伝情報は、一人一人微妙に違っていて姿、形、性格の異なる個性を作り上げる基となります。これに基づいてRNAは設計図通りに作業をする大工さんという関係です。核酸(DNA、RNA)は自分自身を作り上げ続けるための人体の基礎、生命の源と言えるものなのです。

病気や老化の鍵を握る遺伝子

遺伝子

DNAは、遺伝子を支配する遺伝情報(遺伝子)です。遺伝子は組み込まれた設計図に従って作られるタンパク質の種類や量が決定されます。この設計図に間違いが起こると当然、様々な弊害が起きてきます。

最近の研究では、がん、心臓病、糖尿病、高血圧などの生活習慣病、痴呆症、さらにはアトピー性皮膚炎などの自己免疫に関わる病気の原因にも遺伝子が間違っていたり傷つけられていることと関わりがあることが明らかになりました。

こうした状況の中、現代医学では15年ほど前から間違った遺伝子治療んい取り組み始めています。しかし、将来的に有望視される遺伝子治療も現在は、研究段階にあり原因遺伝子がはっきりしているごく一部の疾患に限られています。そこで私たちが現在できる最善の方法は、がんだけでなく多くの病気を予防するために遺伝子が傷つかないよう設計図を間違わないよう自分自身で守ることです。

もちろん、遺伝子には、遺伝子自身が自ら修復したり、修復できないものは末梢(アポトーシス)させたり、正常な遺伝子を必要に応じて必要なだけ分裂増殖させるプログラムもあります。

しかし、大事なことは、減ってしまった細胞を補給したり、細胞分裂(新陳代謝)を順調に促進したり、遺伝子を修復させるためには、核酸がどうしても不可欠な栄養素であると言うことです。遺伝子にとって最も大切な栄養素として核酸は今、世界的な注目を集めています。

核酸は、人間のレスキュー食

核酸は、新陳代謝を活発にし、臓器の老化を遅らせ遺伝子の損傷を防ぎ修復するので体内にふんだんに核酸があることが私たちが病気知らずでいつまでも若々しく健康でいる条件と言えます。

核酸は、体内の肝臓で合成する方法(デノボ合成)と食品からとった核酸を各細胞で再利用する方法(サルベージ合成)の2種類によって作られています。ところが肝機能は年と共に衰えていき特に20歳を過ぎるとデノボ合成力は低下して体内に蓄えられている核酸の量が慢性的に不足すると考えられています。老化、ストレスや病気等で核酸の合成量が低下したり必要量が増加すると細胞も老化し新陳代謝も悪くなり遺伝子の修復力も弱くなります。この悪循環を断つためにも外から核酸を十分に補給することが必要となります。60兆個の細胞が順調に機能するためには、食事からも核酸を取り入れる必要性が年を重ねるごとに増してきます。

生物の細胞には、当然核酸は、含まれていますが、植物の種子お米の核酸は精米でそぎ落とされる胚芽の部分にありほとんど摂られていません。タンパク質の少ない食品には、核酸の量が少なく、精製食品、たとえば白砂糖や油脂・でん粉などにはほとんど含まれていません。また、高たんぱくの食品牛乳は、細胞ではないのでほとんど含まれません。一つの細胞である卵にもわずかです。ずば抜けて多いのが鮭の白子、次いでフグの白子とビール酵母です。一般的には、いりこ、ちりめんじゃこ、大豆、貝類、乾燥海苔、きのこなどにも比較的多くの核酸が含まれています。

ユネスコ「和食 日本人の伝統的な食文化」が無形文化遺産に登録された今、伝統食材と調理法を工夫し、積極的に核酸補助食品をとることは、非常に重要な意味をもっています。

遺伝子を傷つけるもの

遺伝子を傷つける原因の一つに「ウイルス」があり、ウィルスの中には寄生した細胞のDNAを利用しその細胞の正常なDNAを利用しその細胞の正常なDNAを狂わせます。

何と言っても最大の原因は、酸素です。酸素は、体の中で食物をエネルギーに帰るために使われる過程で酸化力の非常に強い悪玉酸素(活性酸素)を生み出すのです。

これこそ遺伝子を傷つける最大の悪役。おまけに脂質を酸化させ動脈硬化を始めとする生活習慣病を引き起こしたり老化を引き起こす原因となります。発生する機会は、日常生活のあらゆる所にあります。

しかし、体の中には、遺伝子が傷つくのを防ぐ「スーパーオキサイドディスムターゼ」SDOという解毒酵素がありますが体内での合成能力には食生活の違いによる個人差があります。その理由には食生活があります。SDOは、鉄やマンガンなどのミネラルと結びついて初めて威力を発揮し、ビタミンやミネラルなどの抗酸化物質、中でも核酸DNAとRNAの成分が分解されてできる尿酸には強力な抗酸化力がありますがこれだけでは遺伝子が完璧に守れるものではないのが現状です。

驚異的な核酸の働き

  • 新陳代謝を即す
    1. 美顔・脱毛・精力増強に効果を発揮します。

      成人してからは増殖しない脳神経細胞などの特殊なものを除くとほとんどの細胞は新陳代謝で新しくなります。部位によっては、速いサイクル、例えば皮膚は20日、髪の毛は毎日50~60本、精子は3~10日、小腸は1日30g分が新たに生まれ変わります。ということは、核酸を補給し始めて最も速く効果が現れるのもこういう部位です。

  • 血流を良くする
    1. 冷え性・脳血栓・動脈硬化・心筋梗塞などの血流障害と非常に密接な関係があります。DNAやRNAの核酸を構成する成分の一つ、アデノシンという物質には強力な末梢血管拡張作用があり血流を増加させます。また胃腸の血流量も増加するので消化力もアップ。
  • 抗酸化作用
    1. 活性酸素から遺伝子を守るビタミンEよりも強い働きが核酸成分にあるため遺伝子の損傷を未然に防ぎます。老化やがん、白内障など活性酸素が原因の症状に効果的です。
  • ダイエット
    1. ダイエットに運動が欠かせないのは新陳代謝を活発にするためです。ですから新陳代謝を促す核酸をとれば必然的にダイエットできるというわけです。核酸に含まれるアデノシンという物質には糖の分解を鮭の白子エキスを原料とする核酸食品にふくまれるプロタミンという塩基性タンパク質には脂肪の吸収を遅らせる働きがありますからダイエットには好都合です。
  • 痴呆症の防止、記憶力を良くする
    1. アルツハイマー型痴呆症は、活性酸素による脳細胞の減少により、リポフィスチンという物質が脳内に蓄積されることや脳内のRNAが減少する等が原因と考えられています。核酸は脳細胞を修復してリポフィスチンの増加を防ぐと考えられています。脳血管性の痴ほう症は、核酸成分のひとつアデノシンが末梢血管を拡張して血流を良くするので効果的です。

病気の予防や治療、健康促進に役立つ核酸

核酸は生命の源です。中国、フランスでは鮭の白子から脂肪やコレステロールなどの気になる部分を取り除いた抽出エキスが、すでに医薬品として使われています。日本では、現在、健康食品として取り扱われています。

核酸は、新陳代謝を活発にしたり傷ついた遺伝子を修復するため、病気の予防や治療ばかりでなく健康な人にも十分有効です。一人でも多くの方に核酸の重要性を理解していただき自らの健康を守っていただくお手伝いになればと思います。

核酸不足によって加速される老化現象

  • 細胞の分裂・増殖が遅くなることによるもの
    1. 肌の老化(肌荒れ、肌のたるみ、小じわ、シミ)

      ……表皮基底層の細胞分裂が遅くなるため

鮭の白子からDNA,RNA核酸はがん細胞の増殖を抑えます

日本人の死亡原因のトップのがんは、今や国民病。死にいたる病であるにもかかわらず、医療の現場では決定的な治療法を見いだせないのが現状です。しかし、原因については遺伝子の異常によって起こることがはっきりしてきました。1976年、人間の正常細胞の中にもがん遺伝子とそっくりな遺伝子・がん原遺伝子が存在することが判明しました。このがん遺伝子が何らかの方法で傷ついてしまう(突然変異)とがん遺伝子に変質することがわかっています。一方、細胞ががん化するのを防ぐがん抑制遺伝子も存在しますが、万能ではなく遺伝子を損傷する物質によって破壊されてしまうことがあります。こうして狂ってしまったのががん細胞です。例えば紫外線の強い浜辺で4~5時間の日光浴をするだけで1つの細胞につき100万個もの遺伝子が傷つきます。いずれにせよ、毎日数10~100個もの細胞ががん細胞に変化し40歳を過ぎたらがん細胞のない人は言われるほどです。1個のがん細胞が臨床的に早期発見される1gの塊になるまでには少なくとも30回の細胞分裂が必要で5~15年かかります。

核酸を食べるとがん細胞の増殖を防ぐ可能性が高い

核酸は細胞分裂を活発にしますから正常細胞のみならずがん細胞も活発に増えてしまうのではないかと心配になります。しかし、がん細胞は主として、体内(主に肝臓)で作られた核酸をもとに増殖することが分かり、食事性核酸はがん細胞に利用されにくいことが明らかになってきました。体内の核酸の量は一定ですから核酸を食べると体内で合成される量は減ることになります。ということは、がん細胞の栄養分が減り、がん細胞の増殖はおとろえることになります。また抗がん剤は、がん細胞を選択的に殺すと言われていますが、健康な正常細胞、中でも髪の毛の毛母細胞や血液細胞を作る骨髄細胞のように盛んに分裂する細胞に激しいダメージを与えます。(髪の毛が抜けたり白血球、赤血球の数が激減する)アメリカでは、核酸の持つ「正常細胞の栄養にはなるが、がん細胞にはなりにくい栄養」を生かし、核酸を抗がん剤の副作用の防止に使う研究が進んでいます。

鮭の白子からDNA,RNA核酸は抗がん剤の副作用を軽減します

抗がん剤5-フルオロウラシルを1日あたり300mg投与されたがん患者26名の白血球の変化をみると白血球数は著しく減ります。しかし、抗がん剤と一緒に鮭白子エキス(DNA)を与えると白血球の減少は抑えられます。同様に血小板についても核酸が、抗がん剤の副作用を減らすことがわかります。(下図)*1985年第2回国際会議ビタミンと微量栄養素によるがんの調節、森重博士、松本博士報告。 抗がん剤と核酸

 

皮膚がんの複数のマウスに抗がん剤5-フルオロウラシルと核酸成分(ウリジン)を投与して実験を行ったところマウスの生存率、がん細胞の大きさに変化が現れました。(右下図)*1989年ジョージワシントン大学クラブス博士とアメリカ国立がん研究所ジネス博士。

皮膚がんと正常な皮膚細胞両方を培養し、抗がん剤(MTX)を投与すると正常細胞もがん細胞も死にますが、抗がん剤と同時に核酸成分(チミジン)を一緒に与えるとがん細胞は死滅しましたが、正常細胞はダメージを受けませんでした。*1991年アメリカハーバードメディカルスクールのラティシフ博士。


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皮膚ガンのネズミに、抗がん剤(5-FU)と核酸成分(ウリジン)を選別的に投与した場合の効果
グループ 抗がん剤
(mg/kg/日)
0.9%の食塩水 ウリジン 16日後の生存率 がん細胞の大きさ(注)
0 与える 投与せず 8/8
200 与える 投与せず 8/8 90%
400 与える 投与せず 5/8 45%
600 与える 投与せず 3/8 35%
0 与えない 投与 8/8
200 与えない 投与 8/8 99%
400 与えない 投与 8/8 38%
600 与えない 投与 8/8 34%
(注)抗がん剤を投与しなかったグループのガン腫瘍の重さに対する比率。

こういった一連の研究は、「外から入った良質な核酸は、がん細胞の栄養になりにくく正常細胞の栄養になる」ということを示唆しています。

鮭の白子からDNA,RNA驚異的な核酸の働き

  • 新陳代謝を即す
    1. 美顔・脱毛・精力増強に効果を発揮します。

      成人してからは増殖しない脳神経細胞などの特殊なものを除くとほとんどの細胞は新陳代謝で新しくなります。部位によっては、速いサイクル、例えば皮膚は20日、髪の毛は毎日50~60本、精子は3~10日、小腸は1日30g分が新たに生まれ変わります。ということは、核酸を補給し始めて最も速く効果が現れるのもこういう部位です。

  • 血流を良くする
    1. 冷え性・脳血栓・動脈硬化・心筋梗塞などの血流障害と非常に密接な関係があります。DNAやRNAの核酸を構成する成分の一つ、アデノシンという物質には強力な末梢血管拡張作用があり血流を増加させます。また胃腸の血流量も増加するので消化力もアップ。
  • 抗酸化作用
    1. 活性酸素から遺伝子を守るビタミンEよりも強い働きが核酸成分にあるため遺伝子の損傷を未然に防ぎます。老化やがん、白内障など活性酸素が原因の症状に効果的です。
  • ダイエット
    1. ダイエットに運動が欠かせないのは新陳代謝を活発にするためです。ですから新陳代謝を促す核酸をとれば必然的にダイエットできるというわけです。核酸に含まれるアデノシンという物質には糖の分解を鮭の白子エキスを原料とする核酸食品にふくまれるプロタミンという塩基性タンパク質には脂肪の吸収を遅らせる働きがありますからダイエットには好都合です。
  • 認知症の防止、記憶力を良くする
    1. アルツハイマー型認知症は、活性酸素による脳細胞の減少により、リポフィスチンという物質が脳内に蓄積されることや脳内のRNAが減少する等が原因と考えられています。核酸は脳細胞を修復してリポフィスチンの増加を防ぐと考えられています。脳血管性の痴ほう症は、核酸成分のひとつアデノシンが末梢血管を拡張して血流を良くするので効果的です。

鮭の白子からDNA,RNA核酸は免疫力を高めます

母乳と粉ミルク核酸には、病気にならないよう体を守ったり、病気から回復させる力を強める作用があります。

母乳で育てた赤ちゃんと粉ミルクで育てた赤ちゃんを比較研究したところ病気に対する抵抗力やアレルギーなどの体質に差があることがわかりました。原因は、核酸。体質の差は、母乳にはたくさんの核酸が含まれているのに粉ミルクには少なかったということでした。腸内ビフィズス菌、高度不飽和脂肪酸、鉄、コレステロールの吸収の違いも核酸を母乳と同じ程度加えると解決されます。

マウスを使った実験でも黄色ブドウ球菌に感染させたマウスに、核酸が入った餌と入っていない餌を与えると、核酸は入っていない餌を食べたマウスは、6日目に全部死んでしまい、核酸が入った餌を食べたマウスは6日目まで一匹も死ななかったとの結果が得られています。核酸は、免疫力を高めるといっていいでしょう。エボラ出血熱、エイズ、O-157と襲ってくる集団感染症に弱い現代人にとって免疫力を高めることは、重要な課題です。

鮭の白子からDNA,RNA核酸はアレルギー症状を改善します。

アレルギーに核酸現代人に急増するアトピー性皮膚炎には、特定の食べ物、ダニ、ほこりなど様々な原因が取りざたされています。最近では、遺伝子の損傷が原因とする学説もあります。異物が体内に入るとヒスタミンという物質がでて湿疹などのアレルギーを起こす元になります。また、小腸の機能が低下すると悪玉細菌が住みやすくなって結果的にアレルギーを起こしやすくなります。

核酸をとると小腸の機能が活発化し、リンパ組織が活性化します。そうなると体外から侵入した異物を撃退する力が強くなるので健康を維持しやすくなります。

又、核酸成分のひとつであるアデノシンはヒスタミンに対抗し、アレルギー症状を改善します。核酸は肝機能を高める働きがあるので肝疾患をかなり防ぐことができます。お酒を飲む前に核酸をとると二日酔いしないという声も多く聞こえてきます。

鮭の白子からDNA,RNA核酸は高血圧、動脈硬化に役立ちます

ストレスで生活成人病高血圧と動脈硬化は深い関わりあいがあります。高血圧には腎臓病や甲状腺、脳下垂体、副腎など内分泌臓器の病気によって起こる二次性高血圧と、病気ではなくても歳と共に血圧が高くなる一次性高血圧があります。いずれにしても高血圧が続くと動脈硬化も進行しやすくなります。

動脈硬化の大きな原因は、動脈壁の内側にできる細胞の死骸やコレステロールなどの脂質、アテロームによる場合です。又、血液中の活性酸素や脂質(とくに過酸化脂質)が多いと血管壁の正常な細胞が死んで、コレステロールや脂質沈着物などがたまってその異常が血管内皮から中皮に進行していきます。やがて血管内は狭くなって血液の通りが悪くなり、さらに高血圧症が進行して心筋梗塞や脳血栓、脳出血にまでいたることになります。高血圧や動脈硬化のいずれかをもっている人は血液の粘度を下げて流れやすくし、血栓(血のかたまり)を防ぐのにDHA(ドコサヘキサエンサン)やEPA(エイコサペンタエンサン)といった不飽和脂肪酸が多い魚を摂ることが大切です。

しかし、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸は不飽和度が高いため酸化されて過酸化脂質になりやすく、逆に動脈硬化の原因になりかねません。核酸を同時にとるとその成分がコレステロールの合成を抑え脂質代謝の改善に役立ちます。高核酸食は、過酸化脂質の生成、悪玉コレステロールの合成を抑え、さらに血管拡張、血流の改善、血管新生を促進して、高血圧、動脈硬化など循環器系の疾患に効果があります。

 

 

 

鮭の白子からDNA,RNA核酸には美肌効果があります

核酸は美肌効果女性が一番早く老化を感じ取るのは、どうやらお肌のようです。若いうちは、20日間サイクル、500億位の皮膚細胞がアカとなって剥がれ落ちて新しく生まれ変わります。歳をとるにつれてちょっとした日焼けあとが、シミやシワとして残るのは、体内の核酸量の減少によるものです。日焼け(紫外線)によって傷ついた細胞は、若いうちは、丈夫な肝臓で核酸をたくさん合成できますが、年齢を経るごとに肝機能が衰え核酸を作る量が減り新陳代謝が落ちシミ、シワの原因になります。しかし、核酸を積極的にとれば、皮膚の老化を遅らせることができます。皮膚細胞は、とりわけ生まれ変わるのが早いところですからテキメンに分かって頂けるでしょう。コラーゲン、エラスチンなどの合成にも核酸が関与していて、肌との関わりは密接です。

既に核酸を配合した化粧品も開発されています。核酸原料の鮭の白子と人間皮膚の遺伝子は、紫外線の吸収波長が全く同じなので皮膚の表面に塗った核酸に紫外線が吸収され、皮膚はダメージを受けないで済むというわけです。また、塗った核酸は、一部肌から吸収され皮膚細胞の新陳代謝に利用されたり、肌の保湿、皮脂分泌コントロール効果もあります。口から核酸を、さらに肌からも核酸をとればいっそうの効果が期待できます。

 

鮭白子エキス(600mg)によるパネルテスト
合計223人(女性のみ)
内容
効果を感じた人数 (8)
10
(113)
20
(55)
30
(25)
40
(13)
50
(9)
60
(人)
シミが目立たなくなった 37 1 13 9 7 5 2 16
ニキビがなくなった 58 3 35 16 3 1 0 26
小じわが目立たなくなった 35 0 12 8 6 6 3 15
肌荒れがなくなった 116 3 56 31 14 8 4 52
柔らかく弾力のある肌となった 76 2 31 20 12 8 3 34
血色よくツヤツヤしてきた 84 2 39 22 10 8 3 37
肌がすべすべしてきた 97 3 48 26 11 5 4 43
化粧のノリが良い 125 4 58 33 15 11 4 56
疲れにくくなった 96 4 42 31 9 6 4 43
体力がついた 47 2 15 16 5 4 5 21
性欲が増した 4 0 1 1 1 1 0 2
二日酔いをしなくなった 31 1 18 5 5 2 0 13
便秘が解消した 102 3 55 27 10 5 2 45
白髪の根元が黒くなってきた 8 0 3 2 1 1 1 3
目覚めがさわやかである 94 7 40 26 9 7 5 42
よく寝られる(寝付きがよい) 131 7 69 29 13 6 7 58
尿の回数が増えた 102 6 54 23 10 6 3 33
胃腸の調子が良くなった 75 2 34 25 7 4 3 33
物忘れが少なくなり頭脳がさえてきた 16 0 8 3 2 2 1 7
(株)ジェットスキン調べ
トラブルスキン出ない人、白髪ではない人等を含めてテストを行っているため改善率は少なくなっています。トラブルを持った人たちの中では、高い改善率を示しています。
核酸でお肌が若返ります

 

鮭の白子からDNA,RNA核酸はダイエットサポートも行います

核酸とダイエット核酸の中でも特にプロタミンを含む鮭白子エキスには強力なダイエットサポート効果があります。鮭白子エキスには、高分子DNA核酸が30~40%含まれていて、残りの大部分はプロタミンという特殊なたんぱく質です。愛媛大学の奥田教授らの研究によるとプロタミンには、脂肪の消化吸収を抑える働きがあり動物実験でエサにプロタミンを混ぜて与えると明らかに肥満抑制効果があったといいます。また、核酸をとると全身の細胞分裂や脂肪の働きが活発になり基礎代謝量がアップします。実際、鮭白子エキスを毎日1gとっていたら平熱が36.2度から36.7に上がったと言う人がいたり、又、身長156cm、体重66kgだった女性が核酸を撮り続けて4ヶ月で12kg減量したという例もあります。脂肪の多い食事が好きだったり、基礎代謝低い人には、お勧めしたいものです。

鮭の白子からDNA,RNA驚異的な核酸の働き

  • 新陳代謝を即す
    1. 美顔・脱毛・精力増強に効果を発揮します。

      成人してからは増殖しない脳神経細胞などの特殊なものを除くとほとんどの細胞は新陳代謝で新しくなります。部位によっては、速いサイクル、例えば皮膚は20日、髪の毛は毎日50~60本、精子は3~10日、小腸は1日30g分が新たに生まれ変わります。ということは、核酸を補給し始めて最も速く効果が現れるのもこういう部位です。

  • 血流を良くする
    1. 冷え性・脳血栓・動脈硬化・心筋梗塞などの血流障害と非常に密接な関係があります。DNAやRNAの核酸を構成する成分の一つ、アデノシンという物質には強力な末梢血管拡張作用があり血流を増加させます。また胃腸の血流量も増加するので消化力もアップ。
  • 抗酸化作用
    1. 活性酸素から遺伝子を守るビタミンEよりも強い働きが核酸成分にあるため遺伝子の損傷を未然に防ぎます。老化やがん、白内障など活性酸素が原因の症状に効果的です。
  • ダイエット
    1. ダイエットに運動が欠かせないのは新陳代謝を活発にするためです。ですから新陳代謝を促す核酸をとれば必然的にダイエットできるというわけです。核酸に含まれるアデノシンという物質には糖の分解を。鮭の白子エキスを原料とする核酸食品にふくまれるプロタミンという塩基性タンパク質には脂肪の吸収を遅らせる働きがありますからダイエットには好都合です。
  • 痴呆症の防止、記憶力を良くする
    1. アルツハイマー型痴呆症は、活性酸素による脳細胞の減少により、リポフィスチンという物質が脳内に蓄積されることや脳内のRNAが減少する等が原因と考えられています。核酸は脳細胞を修復してリポフィスチンの増加を防ぐと考えられています。脳血管性の痴ほう症は、核酸成分のひとつアデノシンが末梢血管を拡張して血流を良くするので効果的です。

核酸はナノの世界で互いに関わり合いながら生命活動に役立っています。

    核酸って難しい!?
    「核酸は体に良さそうだけど、よく分からない。」といった声をよく聞きます。
    私たちの人体に60兆個もある小さな小さな細胞の核の中に信じられないほどの効率で3万弱もの遺伝子があり、その遺伝子は「A(アデニン)、C(シトシン)、G(グアニン)、T(チミン)」の4つの塩基がその人固有の並び方で約31億塩基対を形成しています。これをデオキシリボ核酸(DNA)と読んでいます。このDNAの構成基本成分が核酸です。
    一方、リボ核酸(RNA)は、塩基が「A(アデニン)、C(シトシン)、G(グアニン)、U(ウラシル)」と、チミンとウラシルが入れ替わっています。このRNAがDNAの遺伝子情報を読み取って、細胞の新陳代謝を行います。
  • 鮭の白子から核酸

    DNA(デオキシリボ核酸)

    DNAはヌクレオチドで構成されている二重らせん構造尾高分子化合物で、そこに私たちが生命活動を営むための遺伝情報が書き込まれています。そのためDNAは生命の設計図と言われています。DNAの働きは2つに大別され、1つは遺伝情報を伝えること、もう一つは自己複製することです。これらの働きによって私たちは外見的ににたり、成長したりすることができます。
  • 鮭の白子から核酸

    RNA(リボ核酸)

    RNAのほとんどは一本鎖構造をした高分子化合物で、DNAの遺伝情報に基づいていろいろなRNAの仲間が協力し合って、アミノ酸からタンパク質を合成しています。最近の研究では、RNAはDNAのほとんどの部分で作られていること、またこれらのRNA野中にはタンパク質の合成を抑制する働きもあることなどが明らかになりました。
  • 鮭の白子から核酸

    グルタチオン

    グルタチオンはグルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合したトリペプチドです。グルタチオンは体内では肝臓を中心に、秘蔵、腎臓、膵臓などあらゆる臓器や各細胞に存在し、活性酸素から遺伝子や細胞を保護する役割や喫煙、飲酒、大気、水質汚染などにより体内に取り入れられた有害物質などを細胞外に排出する働きをしています。
  • 鮭の白子から核酸

    プロタミン

    細胞核内では、DNAがヒストンと呼ばれるタンパク質に巻き付き、折りたたまれてクロマチンという状態で染色体を形成し収納されています。しかし、精子核の中ではヒストンはプロタミンに置き換えられています。プロタミンは脊椎動物の精子核野中でDNAが巻き付いている精子核特有のタンパク質であり、DNAを保護する働きがあります。プロタミンを構成している主成分はアルギニンと呼ばれる塩基性のアミノ酸です。
  • 鮭の白子から核酸

    アルギニン

    タンパク質を構成するアミノ酸の一種で、幼児期では体内で十分に合成されないため食事からの摂取が必要とされています。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進したり、血小板が凝集するのを抑制したりするなどの働きがあります。また、血管の弛緩と拡張のバランスを正常化させる一酸化窒素の原料として知られています。
  • 鮭の白子から核酸

    ポリアミン

    ポリアミンは、アミノ酸の一種であるアルギニンから合成され、各たんぱく質を構成するヒストンやプロタミンに結合して、その立体構造を保つ働きや新陳代謝を即す働きなど、いろいろな機能があると言われていますが、その多くは不明です。ポリアミンは20種類以上あり、代表的なものは、プトレシン、スペルミジン、スペルミンの3種類です。
  • 鮭の白子から核酸

    アデノシン

    アデノシン (Adenosine) はアデニンとリボースからなるヌクレオシドの一つ。アデニンとリボースは β-N9-グリコシド結合している。 アデノシンは生体内で重要な役割を担っている。DNA や RNA の塩基として遺伝情報のコードに用いられている他、生化学過程でもATPやADPの一部としてエネルギー輸送に関わったり、環状AMPとしてシグナル伝達に関わったりする。
  • 鮭の白子から核酸

    ヌクレオプロテイン

    ヌクレオプロテインは、サケ精巣に10~20%程度存在する精子核の主成分で、白色粉末状の栄養補助食品素材です。その主成分はDNAおよびプロタミン(塩基性たんぱく質)です。
  • 鮭の白子から核酸

    ゲノム(ヒトゲノム)

    細胞構造図
      23対の染色体、遺伝情報の1セットをゲノムと呼んでいる。ヒトゲノムは核ゲノム(DNA)とミトコンドリアゲノムから成る。






    1. 遺伝子:遺伝情報の最小単位
    2. ゲノム:特定の生物が持つ、すべての遺伝情報
    3. DNA:遺伝情報が書き込まれた物質
    4. 染色体:DNAが折りたたまれて太短くなったもの

 

核内栄養成分
分類 概要
核酸 DNA デオキシリボ核酸。遺伝子の本体として働き、ほぼ全てDNAを遺伝子として使っている。
RNA リボ核酸。DNAの情報を元にアミノ酸を結合させてたんぱく質を合成する役割や遺伝子発現制御機能を持つ。
核酸関連物質 塩基 ヌクレオチドやヌクレオシドを構成する物質。A(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)、U(ウラシル)などがある。
ヌクレオチド リン酸、糖、塩基の3つが結合したもの。AMP(アデニル酸)、GMP(グアニル酸)、CMP(シチジル酸)、UMP(ウリジル酸)、TMP(チミジル酸)などがある。
ヌクレオシド 糖と塩基の2つが結合したもの。アデノシン、グアノシン、シチジン、ウリジン、チミジンなどがある。
核たんぱく質 プロタミン 脊椎動物の精子核の中でDNAを巻き付けている精子核特有のたんぱく質。構造的には核酸と結合している。
ヒストン 真核生物のクロマチンを構成するたんぱく質。高分子のDNAを閣内に収納する役割を担う。
そのほかの成分 アルギニン プロタミンに防府に含まれる塩基性アミノ酸。
ポリアミン アルギニンからつくられるものでアミノ基を2個以上有する物質の総称。大部分は核酸と結合している。
グルタチオン 3つのアミノ酸からなるトリペプチド。抗酸化物質の1つであり、フリーラジカルや過酸化物といった活性酸素から保護する補助的な役割がある。

鮭の白子からDNA,RNA核酸は認知症を防ぎます

核酸は認知症の予防、脳力をアップします

日本では65歳以上の老人の約5%、80歳以上の25%が認知症にかかっていて、21世紀には約150万人もの老人が認知になってしまうという予想がされています。というのも、人間の細胞は皮膚でも髪の毛でもほとんど新陳代謝をしますが、心臓の心筋細胞、女性の卵細胞、脳細胞は新陳代謝をしません。健康な人でも歳をとると共に記憶力が徐々に低下して、物忘れをすることがありますが、その主な原因は老化による脳細胞の減少や脳血流の低下によるものです。しかし、核酸には神経成長因子(樹状突起を伸ばし、記憶の回路をつなぐ)としての働きがあり、認知症の改善と学習記憶力の向上に効果的です。

認知症は、脳の血流が悪くなる脳血管障害性と脳細胞の遺伝子損傷に起因するアルツハイマー型に大別されます。このほか、アルコール中毒症、脳梗塞などの後遺症によるものなどもあります。日本人は全体の約60%が脳血管性、アルツハイマー型は10数%、混合型とその他がそれぞれ10数%です。アルツハイマー型は脳内で異常タンパク質野蓄積が起こっているのが特徴です。

ハーバード大学のマロッタ博士(現マサチューセッツ州ベルモントのマクリーン病院)らの研究によると、アルツハイマー型はDNA遺伝子情報の損傷による可能性が高いとし、アルツハイマー病患者の脳の中では、RNAとタンパク質合成の著しい減少が見られるといいます。RNAはタンパク質合成の役割を終えると酵素によって分解されるので、この学説からすると、アルツハイマー型の場合脳内では活発なRNAの合成が行われる必要があります。

また、脳血管障害性の動脈硬化が原因で記憶力が減退した患者にRNAを投与した研究のデータを見ると、RNAが効果のあることが分かります。

DNAやRNAの成分であるアデノシンは末梢神経を拡張し、血流をよくするので脳細胞に栄養が行き渡り活性化するとういうわけです。

鮭の白子からDNA,RNA核酸は記憶力を高めます

核酸は、脳内の隅々まで栄養を行き渡らせるので、学習記憶能力の向上にも効果があります。

ネズミを使った実験で、ネズミの脳内にRNA合成阻害剤を注射して学習させると一見正常に行動できますが、5時間もするとその学習内容は忘れられてしまします。一方RNAの成分であるアデノシンを同時投与すると記憶障害はみられません。

これは、RNAは記憶の保持に必要であることを示しています。

又、琉球大学の山本教授の実験は、核酸成分の入っていない餌で育てたネズミと核酸成分を加えた餌で育てたネズミを使ったものです。 実験の内容は2つの檻を用意して下に小さな穴を作って行き来できるようにします。部屋を真っ黒にして、ネズミを片方の部屋に入れて、愛とアップすると眩しさでネズミは暗いもう片方の部屋に逃げ込みます。この片方の部屋に電気を通しておくと電気ショックでびっくりします。この電気ショックを経験させておくと、核酸成分をとったネズミは、ライトアップしてもとなりの部屋へ逃げなくなります。(第33回日本外科 代謝栄養学会での発表)

このことは、核酸成分の入っていない餌で育てたネズミは学習記憶力が弱く、核酸成分を添加した餌で育てたネズミは圧倒的に学習記憶力が高いという結果を示しています。

動脈硬化による記憶力減退患者の条件反射試験結果(RNAの効果)

RNA核酸が動脈硬化に与える影響

1979年キャメロン・ボーリング
3ヶ月間RNA投与
1ヶ月目 3g/日、2ヶ月目 6g/日、
3ヶ月目 9g/日
O.R. : 音がした方向に反応を示す反射神経の改善75%
S.C. : 音などの刺激に対して反応する速度の改善44%
R.C. :音などの刺激に対して注意を保つ脳力の改善100%が見られた。


質問核酸は薬ですか?

s回答日本では、核酸は、医薬品ではありません。ただ、RNAの原料であるビール酵母は、昔から医薬品としても認可されています。DNAやRNAの成分(ヌクレオチドやヌクレオシド)を免疫力の低下防止やガン治療の補助・肝機能の改善に利揺する研究が進んでいますから将来的には医療機関で核酸の投与が行われる可能性があるでしょう。すでに中国では、経口薬・注射薬として肝炎や急性心筋梗塞、放射線障害、貧血栄養不良、老人性衰弱などに。フランスでも経口薬として下表のようにさまざまな疾病に使われています。また、ガン患者の治療補助、抗がん剤の副作用除去に関しては、欧米でも研究されていて医薬品としての実用化が期待されています。

 

フランスにおけるDNAの適応症(DNA-Na 250~900mg/日)

核酸の医療効果核酸と腎臓タンパク質代謝異常、代謝調節、貧血、白血球減少症、骨に関するさまざまな症状(骨折癒着遅延、骨多孔症、カルシウム沈着の強化)、放射線(X線)、薬剤副作用の治療、歯肉腫、歯牙放出、肉体的・精神的疲労回復、アミノ酸バランス不良、精神症、関節炎、火傷、外科手術後の患者、乳児、未熟児の栄養障害、衰弱、食欲不振、産後、授乳回復期、病気の回復期、ビタミンB12の併用で成長促進。

質問食事から核酸をとるにはどんなものを食べたらいいですか?

s回答 日本食品の核酸含有量を食品総合研究所と福岡大学理学部のデータから見てみましょう。

両方のデータで同じ食品を分析しても違いがあるのは、収穫時期、栽培法、分析法などの影響によるためです。特に鮭白子に違いがあるのは福岡大学は川を遡上する直前の受精間近の鮭(清掃の発達が進んでいる)を使っていますが、食品総合研究所は、未熟白子を使ったためではないかと考えられます。通常は遡上する前の鮭白子が使われますから福岡大学のデータを利用してください。

核酸が最も多いのは、鮭などの魚の白子、次いでハマグリなどの貝類、海苔、酵母、大豆、レバー。RNAが多いのは、酵母、大豆、海苔、レバー、貝類。

しかし、食品から核酸を摂った場合、気をつけなければならないことが2つあります。

  • 1.塩基のバランス
    1. 塩基は、主要なのもので5種類(アデニン、チミン、グァニン、シトシン、ウラシル)ありバランスよく摂ることがベストです。1つか2つの塩基だけを多量に含んだ高核酸食品を偏食するとかえって体に負担をかける可能性がたかくなります。
  • 2.高分子核酸
    1. 高分子核酸を摂ると消化されてヌクレオチドやヌクレオシドに分解され小腸、肝臓を経て赤血球によって体の隅々まで運ばれヌクレオシドの形で細胞に取り込まれ核酸合成に再利用されます。しかし、始めから塩基、ヌクレオチド、ヌクレオシドなど低分子の状態で摂取すると少なくともその一部は消化の過程で分解されすぎてしまい吸収利用されなくなってしまいます。

      従って、核酸を摂るための最高の食品を選ぶと、鮭などの魚の白子、酵母、いりこ、ちりめんじゃこ、鰹節、海苔、大豆、貝類、レバーなどになります。

質問核酸はどのくらいとれば効果的でしょうか?

s回答 核酸の必要な摂取量は、年齢や健康状態によっても異なりますが1日の目安は50kgで約2g位です。核酸の解毒効果を生かすには、毎日3回の食事ごとにとるのが良いでしょう。

食物の中の核酸の働きをさらに高めるのに、より効果的な食物の組み合わせをお教えします。エネルギーを作り出すための働きをアップさせるには、ビタミンB群を含む豚肉を。老人病や成人病の予防となる新陳代謝をさらに促進するには、ビタミン、ミネラルを多く含むほうれん草を。ホルモンバランス改善効果をさらに促進するには、インスリンの分泌を促進する塩基性アミノ酸のアルギニン、リジンを含むエビを一緒に摂りましょう。

ボケ防止、改善の効果をさらに高めるには、脳細胞を活性化させる働きがあるDHAが含まれるまぐろなどの魚油を一緒に摂ることをおすすめします。

質問手軽に核酸をとる方法を教えてください。

s回答 毎日の食事から十分な量の核酸をとるには努力が必要です。核酸補給食品を使えば手軽で簡単に核酸をとることができます。現在、日本で現実に使える高分子核酸原料は、3種類です。

  • 1.鮭白子エキス
    1. 新鮮な鮭の白子(精巣)から水分と水溶性成分と脂質を除去して乾燥粉末にしたもので高分子DNAを30~40%前後、プロタミンという精子たんぱくを50~60%含有しているため複合的効果が期待できます。
  • 2.鮭白子DNA
    1. 新鮮な鮭白子中の高分子DNAを含有量90%位に濃縮した粉末。プロタミンを含有していません。水溶性のためドリンク剤に適しています。
  • 3.酵母エキス(RNA)
    1. 核酸特許マーク酵母には高分子RNAが1~5%含まれていますが、これをRNA含有量50%異常になるよう精製濃縮したもので残りはタンパク質やビタミン・ミネラルなどの有用成分。核酸補給食品は、原材料、内容成分の含有量表示があり、核酸普及協議会認定シールのあるものなら信頼できる商品といえます。効果的に摂るには、食事と一緒に摂ることがベストです。核酸補給食品の中でも鮭白子エキスを主原料とする製品は、プロタミンという成分が脂肪の消化吸収を抑えるためダイエット効果をあげるには食事と一緒が望ましく、又一緒に配合されているビタミン類群は、空腹時に摂ると急速に吸収され、尿にあふれ無駄になってしまう恐れがあります。

質問核酸に副作用はありますか?

s回答 ありません。核酸は、最も重要な生体成分のひとつで、肝臓でデノボ合成されています。一般の食品には多かれ少なかれ含まれていて消化吸収されて全身の細胞で利用されています。さらに不足している分、異常に核酸をとってもフィードバックが働いて肝臓がその分、核酸合成をへらすため体内の核酸の量は一定に保たれます。ただ、核酸を摂って健康状態が改善されていく過程で一時的にさまざまな症状(好転反応)が出る人はいます。

これまで体内の核酸不足の度合いがひどかった人や解毒・排泄脳力が低下して体内に老廃物をため込んでいた人に起きやすいといえます。

○核酸によって起こる好転反応の例

ガスがでる・お腹がはる・下痢(宿便の排泄)・眠気・皮膚症状(湿疹、発疹、肌がかさついてはがれだす)・血圧上昇・(首の後ろが重い、頭痛、のぼせ感)・乳房や睾丸がはる、痛む。
好転反応は、飲み続けるうちに症状が消え前より健康になったり肌がきれいになったりします。

質問核酸をとっても痛風になりませんか?

s回答 痛風とは尿酸が関節部などで針状の結晶になってしまうため幹部が赤く腫れてひどく痛む病気です。体内の尿酸は、核酸成分の一部(プリン塩基)~から作られるため昔の栄養学や医学では、「痛風の人は核酸を多く含む食品を食べてはいけない。」とされていました。しかし近年、痛風に関する研究が進み、
①核酸食をとっても血液中の尿酸濃度はほとんど上がらないこと。
②痛風になる大きな原因として遺伝的欠陥があること。
③タンパク質の取り過ぎが痛風の大きな誘因になること。
④アルコールの飲み過ぎ。
⑤ストレスが痛風が大きな原因であることなどが確認されています。

結論として、痛風の遺伝的素因をもっていない人は核酸食品を食べても心配はありません。一方、痛風の既往症のある人や家系的に痛風の心配がある人は少し配慮が必要です。気をつける点としては、プリン塩基だけを偏ってとってはいけない。ビタミンCを十分にとる、アルカリ性飲料を飲む、そして痛風向けの一般的な注意(タンパク質の取り過ぎ、過剰な飲酒、過労、激しいストレス)を守ることです。鮭の白子、ビール酵母の核酸など塩基バランスの良い核酸は安心でしょう。

核酸に関するお問い合わせは、
核酸普及協議会 遺伝子栄養学研究所
〒130-0012 東京都墨田区大平 4-11-7



DNA構造説明図